作夕、下の妹から電話があった。 来客も帰り、これから夕食の支度をしようと思っていたところだった。
「ぺルが死んだ!」余りにも直接的で、声が泣き声とともに聞こえてきて、そのまま電話が切れた。
先日妹宅を訪問した時は、飼い犬のベルはかなり弱ってはいたが、右足を引きずってはいたけれど、食欲はあって、まだまだ大丈夫だと思っていた。 妹は怒るけれど、テーブルの下でお菓子のかけらをあげたら喜んで食べていた。 元気はないようだったけれど「まだ、まだ一カ月、一週間以上は大丈夫のように見えた。
初めて児玉家の一員になった日のこと、和室の廊下のすだれに飛びついて、檻から出ようと必死だった。
初めて車に乗って児玉家の十里木の別荘に行く途中トンネルの灯りに興奮した時のこと、何度も何度も投げたおもちゃを必死になって咥えて戻って来て、もう一度!と催促した時のこと。 色々思いでハ尽きない。
何より、久しぶりで児玉家を訪れても、私が玄関を入るや否や迎えに来て廊下から食堂のテーブル周りを二回りして、ちょこんと座った姿の可愛かったこと! 私には、時々妹に内緒で彼女に食べ物をあげるという隠し技があった。 お互い食いしん坊同士? テーブルに置きっぱなしにしていたチョコレートを全部食べてしまった!と妹から興奮した電話がかかったこともあった。 私が置きっぱなしで妹と買い物に行ったあと、私のサングラスをめちゃくちゃに噛み切ってしまったこともあったっけ。
どんどん、私の年を越えて行って、それでも可也長生きしえクrたベル、思いだはまだまだ尽きない。
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