女学校時代の友人が、突然、「下田へ行かない?」と誘ってくれた。 彼女は或る会の会員で、年に何回か下田の会員制のホテルに泊まりに行くと言って、上げ膳据え膳、もいいものよ・・・と誘ってくれた。
実はあまり期待をしてはいなかった。 友人は東京駅から、私は品川駅から伊豆急に乗ることになり、彼女は指定席の券を郵送してくれた。 久しぶりに伊豆急に乗るということと、昼食の弁当を買うこと、品川からの乗車券を求めることが可なり気になって一時間の余裕をもって家を出た。 年を重ねている?ということ、他人様に迷惑をかけたくないために、自分がある程度の努力・・・時間の余裕をもっということが助けになると私は思った。
行きは、伊豆急の”踊り子”号は空いていて快適だった。 以前下田方面に行くためには、途中乗り換えた記憶があるが、進行方向の左側に美しい海を眺めながらの車中はトテモ気分の良いものだった。
下田駅には、いろいろなホテルからの迎えのバスが何台も止まって、お客を待っていた。 五分ほどで、目的のホテルに着いた。 ホテルに入ってみて、そのホテルの大きさに少し驚いた。 私たちの部屋は七階の部屋で、彼女はスィートをとっていてくださったので、八畳の和室、とツイン・ベッドがあり、予想していたより立派な部屋で、部屋のカーテンを開けてみて三浦岬を一望出来る美しい景色に感激! まるで、自然をうまく使ってつくつた箱庭のような眺めだった。
お待ちかねの夕食も、一日目は和食で、二日目はフランス料理と決めていたが、和食の献立はアワビや旬の魚の刺身を芸術的に盛り合わせた懐石料理で、蒸し物などの組み合わせもよく、失礼ながら会員制のホテルの懐石料理としては、かなりのものだと覆った。 ただ、終わりごろ出された味噌汁は少し失望した。
食後、しばらくして利用した温泉風呂も三段階に温,熱、を分けていて周りも広く,脱衣場もかなり広く満足いけるものだった。
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