これは、偶然のことなのか?
平岡(三島)さんのお宅は緑ヶ丘にあり、私宅は大岡山だった。 緑ヶ丘よりは大岡山の方が文字通り少し土地が高く、緑ヶ丘から大岡山に来る途中には草の茂った境があった。 何年か前、そのあたりへ行ってみたら、驚いたことに道でもなく今もそのままみいの状態だった。
三島さん宅はその頃はやりだったスピッツ犬を飼っていらっして、私宅は茶色の駄犬を飼っていた。 わたしはある日犬をひっぱってその坂を下りて行ったら、スピッツを連れた三島氏らしい方とすれ違いざま、スピッツが猛然と吠えかかった。 私は驚いたのと、私が連れている犬が駄犬なので、急いでその場を離れたかった。
三島氏に違いない方は「これ、これ!」と言いながら草むらの方へ犬と共に入り込んで私を通らせてくださった。 「有難うございます」と言いながら坂をおりながら、今に方は?三島さんに違いない・・・と思ったけれど、立ち止まることなく足早にその場を去った。
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