ブログ投稿の設定がか変わって、少しためらっています。
毎週土曜日の午後9時からNHKで放映の「負けて勝つ」を見ていて、今から50年以上も前、毎週のように吉田茂さんのご長男吉田健一さんのお宅へお伺いしていたころのことを思い出した。
そのお宅は市ヶ谷駅から歩いて5分くらいのところにあり、吉田家のご長男のお宅としては、思いもよらないほど、階下は一部屋の質素なお宅だった。 吉田家を紹介してくれたのは、京都から来ていた呉服屋さんの紹介で、私はその頃、ジャーナリズムに携わっている方と結婚したいという思いが強く、吉田家には文芸春秋社などに勤めている方々が集まるという話をその呉服屋さんから聞いていたので、是非紹介してほしいと頼み込んだ。
吉田健一さん奥様は大変気さくなお話し好きな方で、午前10時ごろお伺いして、お昼ごろまで。むろん私は聞き役だった。 文春にお勤めの方などは、むろん(その当時私の父は、富士製鉄所の常務取締役だったので)畑違いで敬遠された。 そのうち、健一さんの奥様が思い立ったように「三島由紀夫さんはいかが? いい、おぼっちゃまよ?」とおっしゃって、その頃書き下ろしの’美徳のよろめき’?というサイイン入りの新書を貸してくださった。 私はかなりびっくりした。 それまで、日本人の作家の小説は夏目漱石、、横光利一。堀辰雄の作品くらいしかよんでなかった。
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