例年年賀状を書くころになると必ず「喪中につき・・・・新年のご挨拶・・・」という葉書が二・三通は届く「もう宛名は書いてしまったわ」と言いながら頂いたはがきの宛名の方をとりだす作業をしていた。
今までは、父が・・・とか母が・・・とかいうお知らせが多かった。
昨年くらいから、父、母だけでなく私の友人、その方御自身の訃報の通知が見られるようになってきた。
今年は青山学院時代の方、その上驚かせられたのは、夏過ぎに電話でお話したSさんの御長男からの喪中のお知らせは、私にとって殊の外の驚きだった。
彼女とは黒田初子先生(私たちの仲人で、お料理の先生)の料理教室でお友だちになり、当時流行だった社交ダンス(戦前爵位のあった方々の)教室でも御一緒で、お互いお家にも行ったり来たりしていて、彼女の結婚式にも(当時は一般には開放していなかった)迎賓館にも出たし、その後御一緒にゴルフの練習をアチコチで先生をお呼びしてレッスンをしていただいたこともあった。
彼女は元侯爵の嵯峨家と御縁があって、御結婚後もお家にも伺ったり、むろん御主人も御一緒にダンスをしたり世間で騒がれたことの内輪話、彼女の御苦労も話して下さっていた。 何年か前、彼女とベルリンからモルダブ河、ドナウ川のクルーズ、ドレスデン、憧れのウイーン、チェコのプラハなどを御一緒に旅した。 それはトテモ楽しい旅だった。
この夏、何か気になってお電話してみたら、肺気腫という病で酸素を引っ張って歩くので中々遠くへは行けないのよと仰って「じやあ、何時ものように田園調布でお会いする?」と言ったまま、姪のお産もあって、何日か過ぎてしまっていた。 明日につずく・・・。
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