2009年2月27日金曜日

おくりびと

日本の映画「おくりびと」がオスカー賞をとったというので、朝から晩までそのニュースがテレビで流されている。
最近無い明るいニュ―スなので、このことが日本経済にプラスになるかしら?などと誰もが考えるに違いない。

ところで、私はこの映画を見たわけではないのでこの「おくりびと」が多分亡くなった方の遺体を納棺する作業をする方のことを指しているのだろう・・・、と理解している?  主演俳優の本木さんが遺体に化粧を施し、死装束に着替えさせているカットを何度かテレビ画面で見た。  その儀式の美しさに誰もが感動を覚えたものと思う。

ところで、現実にこの年になれば何人もの身近な人人との別れを体験している私にとって、おくりびとの存在を見たことは無い。 「おくりびと」は葬儀社の方が勤めて下さり、納棺もその方方がしてくださり、むしろ遺族には立ち合わせないようにしているような気がする。

 私がまだ五歳の頃、父の義母がお風呂で亡くなった。 その時私は当時の日本製鉄所の社宅の門の前の道路で祖母の死を、今で言う、お手伝いさんから知らされた。  その祖母は私をでき愛してくれていたが、家の中に入って見たら、父が祖母の背中をさすって水を吐かせているのが見えた。 その後中の間の六畳で、祖母は眠るように横たわっていた。  その時も「子供はあっちへ行って!」と追われた。

次に印象的なのは夫の母の死だった。 結婚してから二年目の事で、夫は日劇ダンシング・チームと一緒に、日本人としては初めての台湾に、団長として公演に出張中だった。  夫は会社の好意で一時帰宅して葬儀を済ませる事が出来た。 その際も既に納棺された母と夫は対面した。 涙も流さなかった夫を私は少し悲しい思いで見つめた思い出がある。 

次は・・・・? 色々悲しい現実が迫ってくる。

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