英美と本門寺の桜を見に行く約束をしていたが、昨日の雨と今日の風で花も散ってしまった・・・と思い、密蔵院の枝垂れ桜を見に行った。 英美とは午後三時に千鳥町駅で待ち合わせ、歩いて行ったけれど、何年か前に行った時よりはるかに遠く感じたのは私が老いた故か? 足も衰えた。 途中の疎水にはおたまじゃくしが沢山泳いでいて、英美は声をあげていた。 こんな光景も思い出になれば、いいかしら?
ふと、思い出して、下丸子近くの英美の母が幼少の頃住んでいた所へ行ってみたい?と訊ねたら、見てみたいということで、尋ねながら向かった。 今は建て替えて英美の祖母の妹が住んでいる。 突然なので、無論中へ入ることは予定していなかった。 義妹が吃驚して、しばらく英美の顔を見つめていた。 「もう、拘ってないわよね?」と繰り返し言っていた。 英美の祖母と義妹たちとは余り仲がよくはなかったので・・・。「目元が美樹ちゃんに似ている」と義妹は言って懐かしんでいた。
可也歩いたので、私はもう歩けない感じで、電車で千鳥町まで戻った。 今日は自ずから「食いしん坊」と言っている英美に日本料理を食べさせるのが、私のもう一つの目的。 三、四品出して、揚げ物をしようと振り返ったら、もう、お皿は半分は空だった。 「私食べるのが早いんです」「私も早いけどそれにしても・・・」でも彼女は内容を確かめながら楽しんでくれたようだった。 美味しそうに食べてくれるのは、作り手には嬉しい事。
いつも彼女とは話が尽きずに、午後九時半ごろまで居て、酷い風の中を帰っていった。 もう、日本滞在も残り一ヶ月半になった。
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