十三日、十四日とバレンタインの前日、バレンタイン・ディと二日続いて、出かけることになって、たまたま一日目は池袋の西武デパート、十四日は渋谷の東急デパートを通り抜ける結果となった。 テレビなどでバレンタインのチョコレート売り場のことを見たけれど、通ってみて驚き果てた。 一階の食品売り場はありとあらゆる国のチョコレートがありとあらゆる形で並んでいた。 中でも少し変わった形式の人気のある店にはそれを求める女の子たちが列をなしていた。
一人で何箱も求めていたり、ケッコウ高価なものを買っている方もあった。 昨年は丁度その日にジムに行くことになっていたので、お世話になっているインストラクターにビター・チョコレートをあげたら、ホワイト・ディにその何倍ものお返しを頂いたので「今年はやめました」と彼に言った。 ホント、異常! ニューヨークから来ている英美もその様を見て驚きあきれていた。 これは、日本だけの行事。 私が’ヴァレンタイン’という言葉をはじめて知ったのは、学生時代作者ははつきりとは覚えていないが、冬が終りに近ずき、春の芽生えと共に、セント・ヴァレンタイン(文字どおり聖人が)花を咲かせたり鳥がさえずったり、人間の男女が恋に落ちたり・・・・という美しい詩の物語だったような気がする。 英語の美しい詩を余り素敵だとは思わない男性の教授が講義した印象がある。
確かにチョコレート屋さんの謀略に躍らせれていてホントの意味から離れてしまっている。 それにしてもチョコレートの種類の多さにも今更ながらあきれた。 十四日の夕方など、売り場ばかりでなく通り道まで店が張り出していて通り抜けるのにトテモ時間がかかった。 日本人は実にいろいろな事に乗せられやすい。 困ったこと。
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